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刑事事件において弁護士は被疑者の唯一の味方

逮捕され、拘留されると、警察や検察からの厳しい追及がなされます。このとき取調室には被疑者がたった一人。毎日精神的に追い込まれるような状況に立たされるケースも少なくありません。つまり、逮捕された被疑者は、弁護士をつけない場合はほとんどのケースで孤独な戦いを強いられます。

緊張状態のなか連日の追及につい『自分がやったかも』と口にしてしまったり、やってもいない余罪の存在を匂わせると罪もどんどん重くなる可能性が高くなってしまいます。そんな状況のなかで唯一、被疑者の味方になれるのが弁護士なのです。

  1. ▶︎刑事事件に強い弁護士の選び方
  2. ▶︎刑事事件に強い弁護士はどう選ぶ?
  3. ▶︎刑事事件を解決を弁護士に無料相談する4つの方法

痴漢の示談を弁護士に依頼する必要性・メリットと痴漢事件が得意な弁護士の選び方

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痴漢をしてしまい逮捕や捜査されている時に効果的な解決方法として示談交渉がありますね。さらに言えば、示談を弁護士にお願いすることで成功の可能性も高くなると言えるでしょう。

今回は、そんな痴漢での示談で弁護士にお願いする理由や弁護士選びのポイント、依頼時の弁護士費用相場についてお伝えしていきたいと思います。

刑事事件ではスピード対応が重要になります。少しでも早くに良い弁護士を見つけてもらえるきっかけになればと思います。

目次

痴漢事件における示談の意味・効果と示談金の相場

まず初めに、痴漢事件での示談の概要についていくつか解説しておきたいと思います。

痴漢事件で示談をする意味

まずそもそもなぜ示談を行うのでしょうか?

理由は明確で、示談をすることによって不起訴や釈放など、被疑者にとって有利な結果になりやすくなるからです。

一方で、被害者側からすればまず示談金が貰えます。痴漢被害を受けたということで損害賠償請求を行うことも可能なのですが、手続きが面倒になるため示談に応じるという被害者も多くいらっしゃいます。

また、近所や職場で痴漢されて再び被害に会うことが怖いというような場合は、示談によって引っ越しや勤務先の変更などの約束をすることも可能です。

痴漢事件の示談金相場

気になる示談金の相場ですが、痴漢事件では30万円前後が相場となっています。さらに、痴漢は迷惑防止条例違反と強制わいせつ罪いずれかの罪に問われることになり、

迷惑防止条例違反 10~50万円
強制わいせつ罪 50~150万円

と、罪名によって示談金の相場も変わってきます。

ただ、あくまでも相場であって事件の細かい状況や当事者同士の立場などによって変わってきます。

【関連記事】
痴漢の示談金は30万円が相場|示談金額が決まるポイントと支払い方法も解説

痴漢事件の示談の主な流れ

痴漢事件での示談の主な流れは以下のようになっています。

示談の流れ

後でもご説明しますが、最初の被害者と連絡を取る時点で、弁護士が付いていないことには被害者が連絡先を教えてくれないという事態にもなり得ます。

スムーズに示談を進めていくにはやはり弁護士の力は必須と言えるでしょう。

痴漢事件の示談で弁護士に依頼する理由

それでは、痴漢事件の示談交渉で弁護士に依頼する理由やメリットなどをこちらでご紹介していきたいと思います。

示談以外の痴漢事件で弁護士に依頼するメリットについては以下の記事も参考にしてみてください。

【関連記事】
痴漢で逮捕された時の弁護士の重要性と弁護士選びのポイント

被害者の連絡先を教えてもらいやすくなる

上記でも簡単に触れましたが、そもそも被疑者やその家族が直接被害者に連絡を取ろうにも簡単には教えてくれないという現状があります。被害者の立場を思えば、「痴漢の加害者や身内に連絡先なんか教えたくない」と思うことが自然なことでしょう。

被害者と連絡が取れないことには示談すら開始できない

弁護士が間に入ることによって、被害者からも連絡先を教えてくれやすくなります。これでやっと示談の土俵に立てるというところですね。

交渉の成立がしやすくなる

弁護士であれば示談交渉の経験も豊富ですので、どのような手順でどのような内容を伝えていけば円満に解決しやすいかも経験で分かっています。

それぞれの弁護士によって実力差はあるでしょうが、一般の人よりも交渉術に優れているということはほぼ間違いないでしょう。

示談成立の事実を刑事手続きで効果的に伝えてくれる

痴漢事件で逮捕・捜査されているときは、示談成立させることが最終目的ではありません。示談によって不起訴を獲得したり、早い段階で釈放してもらうなどの刑事事件を解決させることが目的ですね。

弁護士に示談を依頼すれば、適切な示談書を作成してくれ、その示談書を証拠に検察官や裁判官に示談の有効性を主張します。

結果的に身柄が解放されたり、それ以上罰則が与えられなかったり、刑事手続き被疑者の弁護活動をすることも当然ながら弁護士の役割です。

適正な示談金で交渉できる

ごく稀にですが、痴漢をした被疑者の弱い立場に付け入り高額な示談金を要求してくる被害者がいます(当然、痴漢をした被疑者が一番悪いのですが)。

そういった場合、なかなか示談も難航するのですが、弁護士が間に入ることで示談金も相場近くに落ち着いて解決しやすくなります。

痴漢の示談交渉を弁護士を依頼した時の費用相場

弁護士費用 イメージ2

痴漢事件の示談で弁護士の必要性は分かっていただけたと思いますが、やはり気になるところが弁護士に依頼した時の費用ですね。

事件の内容や弁護士事務所によって多少前後はしますが、60万円~100万円程度が痴漢事件での弁護士費用の相場です。

内容 費用相場
相談料金 1時間5,000円~10,000円
(初回相談料金無料の弁護士事務所もあり)
接見費用 1回1万円~3万円
着手金 30万円前後
成功報酬 30万円前後

細かい内訳に分けると上のようになります。

特に示談の依頼の場合、示談の成立・不成立と成功報酬が重要になりますので、依頼前には必ずどのような場合にいくらくらい費用がかかるのかをしっかり確認するようにしましょう。

【関連記事】
痴漢事件の弁護士費用相場と賢く弁護士費用を抑えるコツ

痴漢の示談交渉が得意な弁護士に依頼する為に知っておくべき選定ポイント

弁護士といっても大きな弁護士法人から個人の弁護士事務所まで様々ありますね。しかも、弁護士が活躍する分野は刑事事件だけではなく、民事事件や家事事件など多岐にわたります。

そんなたくさんの弁護士の中から、どのようにして痴漢事件の示談をお願いする弁護士を探していけば良いのかをお伝えしていきたいと思います。

刑事事件に注力している弁護士

先ほどお伝えしましたが、弁護士が活躍する分野は刑事事件以外にもあります。スポーツのポジションのように弁護士には得意・不得意があるのです。

痴漢の示談をお願いするのであれば、まずは刑事事件が得意な弁護士に絞って探していきましょう。

インターネットで「刑事事件 弁護士」「痴漢 弁護士」などで検索すれば、主に刑事事件に力を入れている弁護士の情報が出てきますので、その中から近隣で費用面で依頼が可能な弁護士を探していきましょう。

痴漢事件の交渉経験が豊富な弁護士

さらに言えば、痴漢事件の示談交渉の経験が豊富な弁護士だとなお良いです。

こちらも、インターネットなどで弁護士の詳細から過去の実績を見てみたり、痴漢事件への取り組みなどを見てみると良いでしょう。

レスポンスが早い弁護士

そして大事なことが、弁護士の対応が早いことです。

刑事事件では、逮捕→勾留→起訴→裁判と、決まった流れと期間で手続きが進められていきますが、特に起訴・不起訴の判断がされる前に示談が成立しておくことがベストです。

もし弁護士に示談をお願いしようとしても、他の依頼が立て込んでおりなかなか依頼を受けられなかったり連絡が返ってこないようであれば、他の弁護士に素早く切り替えた方が賢明かもしれません。その間も刑事手続きは進められていきます。

一概には言えませんが、個人でやっているような弁護士事務所であれば、他の依頼があればなかなか示談が受けられないという事態にもなるかもしれません。まずは在籍弁護士数が多い弁護士事務所を探してみるのも良いでしょう。

まとめ

痴漢で逮捕・捜査されている場合は弁護士に間に入ってもらって示談交渉をすることをおすすめします。

確かに弁護士に依頼することで、示談金と合わせて100万円を超える支払いになることもあり得ます。

しかし、今後の社会復帰を少しでもスムーズに行うためには決して高すぎる支出ではないでしょう。被疑者にできることは、今回起こしてしまったことをしっかり反省して、再び同じことを繰り返さないことです。

無料相談ができる弁護士事務所も増えてきていますので、痴漢で逮捕・捜査されている方はまずは弁護士に相談してみることをおすすめします。

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