痴漢の弁護士費用相場と内訳|賢く弁護士費用を抑える5つのポイント

弁護士費用 イメージ 痴漢・わいせつに強い弁護士

痴漢を疑われたもしくは逮捕されてしまったという場合は、弁護士に相談・依頼することが大事です。そこで気になることが、弁護士に依頼した時の費用ですね。

結論から申し上げますと、痴漢で逮捕された時の弁護士費用は60~100万円程度が相場となっています。

今回は、痴漢でご自身や身内の方が逮捕された時の弁護士費用の相場と具体的な内訳、弁護士費用を賢く抑える方法などをお伝えしていきたいと思います。

刑事事件で逮捕されてしまった時はスピードが重要です。なるべく早く弁護士を見つけつつも、抑えられる費用はしっかり賢く抑えながら刑事事件を解決させていきましょう。

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痴漢事件の解決を弁護士に依頼した際の費用相場と内訳

それでは早速、痴漢事件で弁護士に依頼した時の弁護士費用についてお伝えしていきたいと思います。

冒頭でもお伝えしたように、具体的な事件内容にもよりますが痴漢事件では合計60万円~100万円が一般的な弁護士費用です。

それでは、それぞれどのような場合にどれくらいの費用がかかってくるのかを解説していきます。

表:全体でかかる弁護士費用の相場

内容 費用相場
相談料金 1時間5,000円~10,000円
(初回相談料金無料の弁護士事務所もあり)
接見費用 1回1万円~5万円
着手金 30万円前後
成功報酬 30万円前後

痴漢事件で弁護士に依頼した場合、上のような費用が発生してきます。これらを合計すると、60万~100万円程度が弁護士費用の総額となってきます。

以下の項目でそれぞれどのような場合に費用がかかってくるのかをお伝えしていきたいと思います。

相談料金の相場

相談料は、弁護士に依頼する前に弁護士に相談をした時に発生する費用です。

相談料金は、時間ごとに設定している弁護士事務所が多く、相場として1時間あたり5,000円~10,000円に設定されていることが多いです。

しかし、最近では窓口を広げるために初回相談料や○○分無料など、無料でも相談ができる弁護士事務所も増えてきています。

接見費用の相場

接見とは、痴漢で逮捕されてしまった人が拘束されている留置場や拘置所まで弁護士が面会に行くことを言います。

弁護士が接見に行く時の費用は、1回あたり1万円~5万円が相場になっています。

接見だけを弁護士にお願いすることもできますし、刑事事件全体を弁護士に依頼する時は、下の着手金を支払ってその中に接見費用が含まれている場合があります(弁護士事務所によって料金設定が違います)。

着手金の相場

着手金は、痴漢事件での弁護活動を弁護士に依頼する時に発生する費用です。

依頼時に発生する費用ですので、仮に弁護士に依頼して結果的に望まぬ結果(不起訴にしたかったけでできなかったなど)になったとしても支払う必要があります。

着手金の相場は30万円前後となっていますが、上記の相談料金や接見費用も着手金に含まれているので高めの弁護士や、下記の成功報酬の金額が高い分着手金が低いなど、弁護士事務所によってまちまちです。

成功報酬の相場

成功報酬とは、弁護士に依頼することによって希望する結果を手にすることが出来た時に支払う費用になります。

痴漢事件で言えば、「不起訴を獲得したい」「被害者と示談したい」「早期に釈放して欲しい」などが、成功例の1つとなります。

成功報酬の相場も30万円前後ですが、こちらも着手金との関係で増減するなど弁護士事務所によって違ったり、事件の内容による難易度によって金額も増減してきます。

その他発生することがある弁護士費用

上記が基本的な弁護士費用の内訳ですが、弁護士事務所によっては上記以外の実費や日当が発生するケースもあります。

思った以上の弁護士費用を請求されてしまわないように、依頼前に必ず確認しておくようにしましょう。

  • 実費:交通費や通信費など実際にかかった費用
  • 日当:弁護士が活動した時間に対してかかる費用(1時間1万円:1日10万円が相場)

痴漢冤罪の場合は弁護士費用も高くなってしまう

痴漢事件での弁護士費用相場は主に上のようになっていますが、実際には痴漢をしていないのに痴漢を疑われている『痴漢冤罪』では、さらに弁護士費用も上がり、相場としては100万円前後にまでなってしまいます。

では、やってもいないのに痴漢を疑われてしまったなら、嘘でもいいので認めてしまった方が良いのかと言うとそうではありません。

やはり冤罪で捕まってしまった時の否認事件こそ、弁護士をしっかり付けて徹底的に事実を追及していくことが大事です。

場合によっては、痴漢冤罪で不当に身柄拘束をされたことに対する慰謝料請求をすることもできますので、最初から最後まで「自分は決してやっていない」という主張を貫き通すことが大切です。

 

痴漢事件で弁護士費用以外にかかってくる費用

以上が痴漢事件で弁護士に依頼した時の弁護士費用相場ですが、弁護士以外にも痴漢容疑で逮捕されてしまった時には費用が発生することがあります。

こちらでは、痴漢事件を起こしてしまった時の弁護士費用以外にかかる費用についてご紹介していきたいと思います。

被害者との示談金

被害者がいる痴漢事件では、被害者の方との示談によって事件を迅速に解決させていく方法もあります。

そこで必要になってくる費用が、被害者との示談金(和解金)ですが、痴漢事件の場合の示談金は30万円前後が相場になっています。

もちろんこの金額は一例に過ぎず、痴漢行為の内容や被害者感情などによって増減します。

罰則としての罰金

逮捕され、その後起訴→有罪となれば、罰金刑を受けることもあります。

痴漢行為は内容によって、迷惑防止条例違反か強制わいせつ罪いずれかの罪に問われることになりますが、迷惑防止条例違反になった場合、

  • 痴漢の常習性なし:6か月以下の懲役または50万円以下の罰金
  • 痴漢の常習性あり:1年以下の懲役または100万円以下の罰金

※東京都の場合

と、罰金刑も用意されています。

罰金刑以外にも、強制わいせつ罪では6ヶ月以上10年以下の懲役など、懲役刑を受ける可能性もあります。

いずれにしても、痴漢で逮捕されてしまったのであれば弁護士費用以外にもお金を支払う機会が出てくるということは念頭に置いておきましょう。

【関連記事】
痴漢に該当する罪名と罰則

 

痴漢事件の弁護士費用を抑えるポイント

費用を抑える

このように、痴漢で逮捕されてしまった場合は、

  • 弁護士費用60~100万円
  • 被害者との示談30万円前後
  • 罰金刑になった場合:最高100万円

と、かなりの金額が必要になってくることとなります。

確かに痴漢をしてしまったという事は十分反省すべき点で、今後の同じような犯罪は起こさないということはしっかり肝に銘じておくべきですが、それでもできることなら費用を抑えておきたいということが正直なところですね。

こちらでは、痴漢で逮捕された時の弁護士費用を上手に抑えるためにできることをいくつかお伝えしています。

無料相談を上手く活用する

上でもお伝えしたように、弁護士への相談は有料のところもありますが、初回無料など無料相談を受けている弁護士事務所も増えてきています。

費用を抑えたいのであれば、まずは無料相談を上手に使いましょう。

ここでの無料相談では、その弁護士に依頼するかどうかを決めるだけではなく、より具体的な料金体系を確認して、できることなら他にもいくつかの弁護士事務所に同じ相談をして比較をすることです。

料金詳細をしっかり確認して必要な内容だけに絞る

上でもお伝えしましたが、無料相談などでその弁護士事務所の詳しい料金体系と具体的に弁護士費用がいくらになるのかを聞いておきましょう。

弁護士にお任せで依頼すれば、出来る限りの全てに着手してくれますが、その分弁護士費用が高くなる可能性も出てきます。

状況によっては、「早く釈放して欲しいけど被害者との示談はやってもらわなくても結構」という方もいるかもしれません。

ご自身が弁護士に依頼することでどうしてほしいのかを明確にしておいて、しっかり必要な分だけを依頼すれば費用を抑えることもできるでしょう。

複数の弁護士事務所を比較する

弁護士費用の相場をこちらでもお伝えしましたが、同じ事件でも具体的にいくらになるのかは依頼する弁護士によって変わってきます。

上でもお伝えしたように、いくつかの弁護士事務所の料金体系や簡単な見積りを複数確認してみて、最適な弁護士に依頼することが賢く弁護士費用を抑えるポイントです。

とは言え、刑事事件では早い対応が重要になってきますので、しっかり比較しつつも時間はあまりかけずに手早く決めることを心がけておきましょう。

逮捕後すぐに相談・依頼する

刑事事件はスピードが重要です。まだ逮捕されていないのであれば逮捕される前、逮捕されていてもなるべく早くに弁護士に相談して依頼を決めましょう。

刑事手続きは決められた期間と順番で進められていきますが、時間が経てば経つほど後からの弁護活動も難しくなります。難しくなるということは、成功報酬の金額が上がる可能性もあるということです。

例えば、逮捕された方が罪を認めて深く反省しておくことが早期解決に繋がったのに、弁護士に相談していないばかりに余計に容疑を否認して身柄拘束が長引いたり、起訴される可能性が高くなったりします。

早く弁護士に相談して正しい対処を取っていくことで事態を大きくせずに解決させることもできるので早めの弁護士依頼が大事です。

当番弁護士制度を利用する

逮捕されてもいきなり弁護士費用を払うことには抵抗がある…という方には、当番弁護士制度というものもあります。

当番弁護士制度とは、逮捕された方が1度だけ無料で弁護士を接見に呼べる制度です。

弁護士を自分で選ぶことができなかったり、依頼するとなれば結局弁護士費用はかかるなどの内容ではありますが、とりあえず弁護士に話を聞いてもらいたいという場合にはリスクが少ない方法ですので、検討してみても良いでしょう。

当番弁護士を呼ぶには、逮捕された方の身内の方などが「当番弁護士連絡先一覧」から連絡してみてください。

 

弁護士費用が払えない場合は分割払いを対応している弁護士事務所もあり

このように刑事事件での弁護士費用は、緊急性も高く、しかも値段も高めになってしまいますので、「いきなりこんな金額用意できない…」と、弁護士依頼を断念してしまう方も少なくないと思います。

痴漢事件で弁護士に依頼した場合と依頼していない場合とでは、結果も違ってくることが多いでしょう。費用が足りないからといって弁護士依頼を諦めてしまうのは早計過ぎます。

弁護士事務所によっては、弁護士費用を分割払いで対応してくれるところもあります。

まずは弁護士に相談してみて、より具体的な費用を確認した上で、費用の払い方まで確認して、そこから弁護士に依頼するかどうかを検討しても遅くないと言えます。

 

まとめ

痴漢で逮捕されて弁護士に依頼した場合の費用相場は、60万円~100万円となっています。

思った以上の弁護士費用がかかる上に、示談金や罰則を受けた場合の罰金刑など、弁護士費用以外にもお金がかかることもあります。

今回お伝えした弁護士費用を抑えるポイントを取り入れながら、賢く素早く刑事事件を解決させていってください。

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刑事事件では、起訴されると99.9%の確率で有罪になります。逮捕後72時間で自由に面会しておきたい。起訴までの23日間以内に迅速な対応をしたい。不起訴の可能性を少しでも上げたい。逮捕されても早い対応ができれば、不当な扱い、重すぎる判決、前科を回避できる可能性が高まります。